子ども⑥なかなか生まれない
妊娠中の体重増加やマイナートラブルで相当嫌な思いをした私。そもそも、出産に対しても「女は損!!」という思いしかありませんでした。
・令和になっても陣痛が来るって何?会陰が割けるって何?もっと研究して、画期的な出産方法を見つけろよ!
・てか、10か月も私一人が食べ物や薬の制限されて不利益を被りまくって、転ばないように常に気が抜けないなんて、不公平すぎる。出産でも死ぬかもしれないし、子どものために命をかけるなんてとんでもない
・男はリスクなしで自分の子どもを手に入れられるのが許せん。もっと気を使え!感謝しろ!10か月育ててやった分、その後は男が世話しろ!
妊娠中は上記のような負の感情が日々出てきました。
「お腹が重いししんどいから、早く出てきてほしい」
「でも、生まれたら死なせずに世話する自信がない」
という思いで板挟みになり、身動きが取れなくなっていました。
おそらくそういった思考の影響もあり、予定日を過ぎても全く生まれる気配はありませんでした。予定日を1週間過ぎた頃、検診で医師に
「だんだん羊水の質が落ちてくるので、そろそろ産まないといけません。最初から帝王切開するか、経膣分娩したいなら陣痛促進剤を打つこともできます。でも、促進剤を打って陣痛が来ても生まれず、結局帝王切開になる人もいます」
と言われました。
私は
「陣痛が来ても生まれずに帝王切開になるって、痛いだけで損じゃん・・。何時間続くか分からんし・・帝王切開なら夫も仕事を休んで立ち会えるし、そうしよう。荷物も、あらかじめ夫と産院へ持って行けるし!」
と判断し、急遽、翌日に帝王切開で産む事が決まりました。